雨竜沼湿原について

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標高850mの台地に東西4km南北2kmにわたって広がる雨竜沼は、日本有数の山岳型高層湿原帯。
大小約850個ほどの池塘(ちとう)と呼ばれる沼が点在し、春の雪解けから秋までに200種以上の花や植物が観察できます。
特に7月上旬から8月上旬までの短い夏の間には、エゾカンゾウをはじめ多くの花々が一面に鮮やかに彩ります。
学術的にも貴重なこの自然は、1964年北海道天然記念物に、1990年には暑寒別天売焼尻国定公園に指定されています。
湿原の中には1周約3.5kmの木道があります。
高層湿原は、寒冷貧栄養の生息環境下でミズゴケ、スゲ類が腐食しないまま数千年をかけて堆積し、厚みを増して元の水面より盛り上がったことによりできたものです。
保護のために、木道以外には立ち入らないように。

詳しくは当協会発行パンフレット「雨竜沼湿原・南暑寒岳登山ガイド」をご覧ください。

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